喫煙習慣から抜け出すには助成を受けられる禁煙治療を

禁煙にチャレンジするものの失敗してしまう人はたくさんいます。自分は意志が弱いのだろうかと落ち込んでしまう人もいるようですが、決してそうではありません。長年の喫煙習慣により、ニコチンの持つ強い依存性から逃れられなくなっていることが原因です。これはニコチン依存症と呼ばれ、治療が必要な病気とされています。
喫煙習慣のある人は、本人はもちろん、家族など周囲の人たちの健康にも受動喫煙という形で悪影響を与えています。自身のためだけでなく、周囲の人たちの健康を守るためにも、禁煙治療が推奨されています。この治療は、禁煙外来を行っている医療機関で、誰でも受けることができます。
喫煙の習慣をやめることは、本人の意志だけではなかなか難しいものです。ですから、治療を希望する人は、行政から助成金という形で支援を受けられる制度があります。助成は、年度内に1回受けることができます。金額は、禁煙治療にかかった自己負担額がそのまま助成されます。但し、上限は1万円と決められています。
助成を受ける手続きは、加入している健康保険の種類によっても違いますが、国民健康保険の場合はおおむね次のような手順となります。
まず禁煙治療を開始する前に、自分が住んでいる自治体の役所の当該部署に禁煙治療費助成の登録申請をします。申請後、登録決定の通知が郵送されてきますから、それが届いてから治療を開始します。健康保険などを使用しての治療は「禁煙治療プログラム」となりますが、これはおおむね3カ月間(12週)に5回を目安として、医師の診察のもとに行われます。プログラムが終了したら、役所に治療費助成の交付申請を行います。助成金の交付決定後、助成金が交付されます。
喫煙習慣から抜け出したい人は、こうした制度を有効活用しながら、一日も早く治療を受けることをおすすめします。